住友ゴム工業、「スポーツ」事業 2020年12月期 第2四半期
コロナ禍の影響で減収、損失を計上
update: 2020/08/18
住友ゴム工業の「スポーツ」事業の2020年12月期 第2四半期(1-6月)業績は、コロナ禍の影響を受け減収、事業収益はマイナスとなった。通期の業績も同様に、減収・損失計上を見込んでいる。
店舗閉鎖、プレー自粛がマイナス要因に
同社の「スポーツ」事業の第2四半期の売上収益は298億円(30.5%減)と2ケタの減収だった。コロナ禍の影響が114億円に上った。事業収益は29億円の損失で、コロナ禍の影響は56億円のマイナスだった(別表を参照)。
「ゼクシオ」「スリクソン」を2枚看板にするゴルフビジネスでは、イベントの自粛やプレー数の減少などが影響して、国内外共の市場が低迷した。デジタル系マーケティング・販売を強化したものの、売り上げは伸び悩んだ。ゴルフ専門店などの店舗営業の縮小も影響した。
テニス用品ビジネスも同様に苦戦した。テニスビジネスでは特に、部活など学生層のプレー自粛が大きく影響した。ウェルネス事業においても、スポーツクラブの一時休業の実施などが影響し、売り上げが低下した。
通期(2020年12月期)は、売上収益640億円(24.4%減)、事業利益が40億円の損失になると予測している。