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アシックス、2019年12月期 第2四半期
経費減が進み、減収増益に

update: 2019/08/06

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オニツカタイガーが堅調な推移

アシックス、2019年12月期 第2四半期 部門別売上高(表2)

アシックス、2019年12月期 第2四半期 部門別売上高(表2)

カテゴリー別のセグメントも変更している。ランニング関連のシューズやウエアは「パフォーマンスランニング」に集約した。そのほか、「スポーツスタイル」「コアパフォーマンススポーツ」「アパレル・エクィップメント」「オニツカタイガー」にそれぞれ再編した。

主力の「パフォーマンスランニング」は売上高835億円(3.7%減)。為替の影響を除くと前年並みだった。「北米」が同273億円(2.3%増)と堅調な推移だった。「スポーツスタイル」は同163億円(5.8%減)。為替の影響を除くと1.9%減だった。中華圏、南米が伸び悩んだ。「アパレル・エクィップメント」は同196億円(12.1%減)を苦戦した。日本ではトレーニング関連ウエアが低調だった。「オニツカタイガー」は同229億円(7.6%増)と堅調な推移。為替の影響を除くと10.9%増と2ケタの増収になる。粗利の改善により、営業利益も51億円(28.5%増)と増益を達成した。今後は、「よりラグジュアリーなブランドに育てたい」(廣田康人 代表取締役社長COO)と考えている。

通期では、売上高3,900億円(0.9%増)、営業利益120億円(14.1%増)を目指す。為替差益や経費減の影響もあり、経常利益と当期純利益の見通しを上方修正している。経常利益は125億円(25億円のプラス)、当期純利益は75億円(同)の見通しだ。