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ヒマラヤ、2019年8月期 第3四半期
天候不順などの影響を受け、減収減益に

update: 2019/07/26

ヒマラヤ、2019年8月期 第3四半期 財務数値一覧(表1)

ヒマラヤ、2019年8月期
第3四半期 財務数値一覧(表1)

ヒマラヤの2019年8月期の第3四半期(9-5月)連結決算は、天候不順などの影響を受け、減収減益に至った。暖冬による防寒関連商材、ゴルフの新製品発売効果の収束などがマイナス要因となった。アウトドア関連商材は好調な推移だった。

アウトドア関連商材が2ケタ増

連結売上高は506億1,000万円(1.2%減)の減収。売上高総利益率(粗利率)は33.7%(0.8ポイント減)と低下した。冬物のマークダウンの影響があった。販管費率が32.8%(0.2ポイント増)と微増した影響もあり、営業利益は4億6,400万円(51.2%減)と大幅な減益に至った。経常利益は5億5,500万円(45.6%減)と減益だった(別表を参照)。

部門別では、「一般スポーツ用品」が、前年度に実施した「ビーアンドディー」の株式譲渡による非子会社化の影響もあり、前年同期比3.2%減と伸び悩んだ。「ゴルフ用品」は前年の新作効果がなくなった反動で、同6.5%減と苦戦した。

「スキー・スノーボード用品」は、暖冬によるファミリー層の動きが低調だった影響もあり、同8.9%減と苦戦した。一方、アウトドア関連用品──キャンプ用品などは同19.9%増と好調に推移した。

通期の業績見通しは、連結売上高が666億円(2.0%減)、営業利益が8億8,000万円(26.9%減)、経常利益が10億2,000万円(21.9%減)。第3四半期までのトレンドを反映し、減収減益の見通しだ。