NIKE,INC. 2019年5月期 連結決算
全地域で健闘、増収増益に
update: 2019/07/22
卸ビジネスも安定した推移
ナイキ社、2019年5月期
地域別・ブランド別売上高（表2）
日本を含む「Asia Pacific & Latin America」（アジア太平洋・ラテンアメリカ）の売上額は52億5,400万米ドル（約5,674億3,200万円、同）、1.7％増。EBITは13億2,300万米ドル（約1,428億8,400万円、同）、11.3％増だった。「Convers」（コンバース）ブランドは売上収益が19億600万米ドル（約2,058億4,800万円、同）、1.0％増とほぼ前年並み。EBITは3億300万米ドル（約327億2,400万円、同）、2.3％減と減益に至った（表2を参照）。
卸ビジネス（Wholesale）も堅調な推移だった。「NIKE」ブランドにおいて、Men’sの売上額が177億3,700万米ドル（約1兆9,155億9,600万円、同）、6.2％増。Women’sが同73億8,000万米ドル（約7,970億4,000万円、同）、6.8％増と安定した推移だった。
財務面は安定している。商品回転率は4.0と変わらず。売上高総利益率（粗利率）が0.9ポイント改善して44.7％になったことで、交差比率が178.8と改善した。自己資本比率が減少し、当期純利益が増加したことで、ROEが大幅に増加した。
