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エービーシー・マート、2019年2月期 第3四半期
主力の「スポーツ」が堅調、増収増益に

update: 2019/01/10

エービーシー・マート、2019年2月期 第3四半期 財務数値一覧(表1)

エービーシー・マート、2019年2月期
第3四半期 財務数値一覧(表1)

エービーシー・マートの2019年2月期第3四半期(3-11月)の連結決算は、主力の「スポーツ」が堅調に推移したこともあり、増収・微増益となった。国内外の出店も順調に進んだ。台風など自然災害の影響は限定的だったという。

利益の伸びが鈍化

連結売上高は1,961億5,800万円(4.0%増)と増収を達成した。主力の「スポーツ」シューズ類が堅調に推移した。売上高総利益率(粗利率)は53.4%(0.4ポイント減)とやや減少した。販管費率は前年同期並みだった。営業利益は332億7,400万円(1.7%増)でほぼ前年並みだった。経常利益も342億9,800万円(2.2%増)と同様の推移だった。四半期利益は229億6,100万円(3.3%増)だった。

国内ビジネスでは、カジュアルラインのスポーツシューズや、ファッションスニーカーなど、タウンユースのスポーツテイストシューズの販売に力を入れた。都心部の大型店を中心に、スポーツアパレルや小物などの扱いを拡大。シューズと共に、トータルコーディネート提案を強化した。

エービーシー・マート、2019年2月期 第3四半期 品目別売上高(表2)

エービーシー・マート、2019年2月期
第3四半期 品目別売上高(表2)

品目別売上高では、主力の「スポーツ」が1,138億4,900万円(6.7%増)と堅調に推移した。「レザーカジュアル」が240億9,600万円(3.8%減)、「レディース」が142億1,900万円(10.1%減)と苦戦した。「キッズ」が132億3,000万円(8.4%増)、「サンダル」が102億8,200万円(7.0%増)と健闘した(表2を参照)。

期末の店舗数は、国内が991店(出63、退11)。海外では、286店(出39、退17)。グループ全体では、1,277店と増加した。

通期の業績見通しに変更はない。連結売上高2,634億円(36.%増)、営業利益439億円(1.2%増)、経常利益446億円(0.2%増)の計画だ。