TOP > 財務分析レポート > プーマ、2018年12月期 第2四半期 連結...

プーマ、2018年12月期 第2四半期 連結決算
全カテゴリーでプラス成長、増収・増益に

update: 2018/08/07

 PUMA、2018年12月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

PUMA、2018年12月期 第2四半期
財務数値一覧(表1)

プーマ(PUMA)社の2018年12月期第2四半期(1-6月)決算は、全カテゴリーでプラス成長し、増収・増益を達成した。地域では欧州やアジア、商品別ではフットウエアがけん引役になった。第2四半期(4-6月)も増収・増益と好調な推移だった。

地域では欧州、商材ではフットウエアがけん引役に

連結売上高は21億8,000万ユーロ(約2,812億2,000万円、1ユーロ=129円で換算)、10.5%増と2ケタの増収を達成した。売上高総利益率(粗利率)は粗利の高い商材が売れたこともあり、48.4%(1.6ポイント増)と改善した。販管費率は反対に0.4ポイント減の41.0%と減少した。その結果、営業利益(EBIT)は1億6,900万ユーロ(約218億100万円、同)、37.4%増と増益になった。

税引前利益は1億5,600万ユーロ(約201億2,400万円、同)、40.5%増と同じく2ケタの伸び。四半期利益も9,800万ユーロ(約126億4,200万円、同)、38.0%増と2ケタの増益を達成した(表1を参照)。

PUMA、2018年12月期 第2四半期 地域・部門別売上高(表2)

PUMA、2018年12月期 第2四半期
地域・部門別売上高(表2)

Eコマースを含む自社運営店舗(直営店)──いわゆる「DTC=Direct to consumer」の売上高は4億9,000万ユーロ(約632億1,000万円、同)、23.7%増と順調に推移した。売上比率は22.5%(0.7ポイント増)と増加している。

地域別の売上高は、主力の「EMEA」(欧州・中東・アフリカ)が8億9,600万ユーロ(約1,155億8,400万円、同)、12.1%増とけん引役になった。伸び率が高いのは、日本が含まれる「Asia/Pacofic」(アジア・太平洋)で、5億5,800万ユーロ(約719億8,200万円、同)、18.2%増(現地通貨ベースでは26.2%増)だった(表2を参照)。商品別では「Footwear」(シューズ類)が10億9,100万ユーロ(約1,407億3,900万円、同)、13.5%増とけん引役になった。売り上げのちょうど半分を占めている。

通期では、EBITにおいて3億1,000-3億3,000万ユーロ(約399億9,000-425億7,000万円、同)、30%程度の増益を計画する。