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PUMA 2017年12月期 連結決算
全地域でプラス成長、増収・増益に

update: 2018/02/22

PUMA、2017年12月期 財務諸表(表1)

PUMA、2017年12月期
財務諸表(表1)

PUMA(プーマ社)の2017年12月期(2017年度)の連結決算は、全地域でプラス成長を達成し、増収・増益に至った。主力の欧米地域がけん引役になった。商品では、主力のフットウエアが2ケタ増と好調に推移した。

シューズがけん引役に

連結売上高は、41億3,500万ユーロ(約5,582億2,500万円、1ユーロ=135円で換算)、14.0%増と2ケタの増収だった。営業利益(EBIT)は、2億4,400万ユーロ(約329億4,000万円、同)、91.7%増と倍増近い増益を達成した。税引前利益も、2億3,100万ユーロ(約311億8,500万円、同)、94.5%増と好調な推移だった。当期純利益は、1億3,500万ユーロ(約182億2,500万円、同)、117.7%増と倍増した(表1を参照)。

地域別の売上高は、主力の「EMEA」(欧州・中東・アフリカ)が16億4,600万ユーロ(約2,222億1,000万円、同)、19.1%増と2ケタ増を達成した。「EMEA」に次ぐ規模の「Americans」(米州)も、14億9,400万ユーロ(約2,016億9,000万円、同)、11.6%増と2ケタ増だった。「Asia/Pacific」(アジア・太平洋)は、9億9,400万ユーロ(約1,341億9,000万円、同)、10.0%増と好調に推移した。

PUMA、2017年12月期 部門別売上高(表2)

PUMA、2017年12月期
部門別売上高(表2)

商品別の売上高は、主力の「Footwear」(シューズ)が19億7,400万ユーロ(約2,664億9,000万円、同)、21.4%増と2ケタの増収を達成し、けん引役になった。連結売上高の約48%を占める主力商品になっている(表2を参照)。

もう1つの主力、「Apparel」(ウエア)は、14億4,100万ユーロ(約1,945億3,500万円、同)、8.1%増と堅調に推移した。「Accessories」(アクセサリー類)も、7億1,900万ユーロ(約970億6,500万円、同)、8.0%増と堅調な推移だった。

通期(2018年12月期)でも引き続き、2ケタ(10%増)の増収を計画している。