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アルペン、2018年6月期 第2四半期
ウインターやスポーツカジュアルが健闘、増収に

update: 2018/02/21

アルペン、2018年6月期 第2四半期 財務諸表

アルペン、2018年6月期
第2四半期 財務諸表

アルペンの2018年6月期第2四半期決算は、ウインターやスポーツカジュアル系アパレルが健闘したこともあり、増収を達成した。利益面では、前期にデリバティブ評価益6億5,000万円を計上した反動もあり、営業利益は増益を達成したが、経常利益は減益に至った。

第2四半期見通しを上方修正

第2四半期決算は、ランニングやゴルフ用品などが好調だったほか、販管費率が下がったこともあり、利益を確保した。ウインターや一般スポーツの在庫消化を優先し、マークダウンを実施した影響で、売上高総利益率(粗利率)が低下した。

部門別では、一般スポーツ用品の既存店ベースの売り上げが前年比を上回った。スポーツデポの20周年施策や、カジュアル志向のスポーツウエアが貢献した。サッカーなどのチームスポーツ、ラケット関連は苦戦した。

早期の気温の冷え込みが後押しして、ウインター関連は健闘したようだ。スキー・スノーボード関連のほか、タウンユースも多いスノーシューズも好調だった。ゴルフ用品は新作クラブの投入もあり、前年を上回ったという。

期末の店舗数は419店。「スポーツデポ」は150店(1増・1減)、「アルペン」は59店(1減)、「ゴルフ5」は197店(4減)、「ミフト」は13店(増減なし)だった。売り場面積は25万7,969坪(2,085坪減)となった。

財務面では、大きな変化は見られない。商品回転率が改善し、交差比率がやや好転した。手元流動性資金が手厚くなった。D/Eレシオは微減した。

第2四半期決算は、ランニングやゴルフ用品の好調を受け、上方修正している。しかし、通期の見通しは修正していない。連結売上高2,260億円(2.8%増)、営業利益50億円(21.5%増)、経常利益59億円(4.6%減)を計画している。