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アシックス、2017年12月期 連結決算
欧米の落ち込みをアジア地域がカバー、微増収・減益に
中計の目標数値を下方修正

update: 2018/02/20

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中経営計画を下方修正

アシックス、2017年12月期 中計修正数値(表3)

アシックス、2017年12月期
中計修正数値(表3)

財務面では、大きな変化はない。原価率の改善等で売上高総利益率(粗利率)が45.8%(1.6ポイント増)と改善したが、輸入為替レートの悪化、宣伝費および本社機能強化費用の増加が影響し販管費率が増加、減益に至った(表1を参照)。

また、2020年12月期を最終年度とする中期計画「ASICS Growth Plan(AGP)2020」の目標数値を下方修正した。「消費者の嗜好や販売チャネルの変化の速さへの対応が遅れ」たことが主な要因。売上高を5,000億円以上、営業利益率を7%以上、ROEを10%以上に修正している(表3を参照)。

通期は連結売上高4,250億円(6.2%増)、営業利益200億円(2.2%増)、経常利益195億円(10.3%減)、当期純利益120億円(7.5%減)の計画。引き続きランニングシューズを筆頭にスポーツシューズ類がけん引役になる。アパレルおよび用具類も増収を目指す。