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エービーシー・マート、2018年2月期第3四半期
主力の“スポーツシューズ”が堅調に推移

update: 2018/01/18

エービーシー・マート、2018年2月期 第3四半期 財務諸表(表1)

エービーシー・マート、2018年2月期
第3四半期 財務諸表(表1)

エービーシー・マートの2018年2月期(2017年度)の第3四半期(3-11月)は、主力の“スポーツシューズ”が堅調に推移した。伸び率は小さいが、増収・増益を達成した。販管費率は横ばいで、売上高総利益率(粗利率)はやや減少している。

主力のスポーツカテゴリーが健闘

連結売上高は1,886億円(5.4%増)と堅調な推移だった。営業利益は327億円(2.1%増)、経常利益も335億円(2.6%増)と同様の推移だった。順調な声量を続けてきた同社だが、国内の店舗が地方にまで行き渡るに連れ、徐々に伸び率が鈍化しつつある()。

期末の国内店舗数は61店増・19店減の計948店舗。同出店立地は、商業ビルが136店(出17、退8)、ショッピングセンター(SC)が440店(出38、退7)で、前年同期に引き続き、出店のメーンになった。一方、海外の店舗数は235店(出41、退16)と増加した。売上高は493億8,200万円(11.6%増)、営業利益は30億4,300万円(3.0%減)となった。

エービーシー・マート、2018年2月期 第3四半期 品目別売上高(表2)

エービーシー・マート、2018年2月期
第3四半期 品目別売上高(表2)

部門別では、前述の通り主力の「スポーツ」関連シューズが1,067億4,600万円(6.8%増)と引き続き堅調な推移で、引き続きけん引役となっている。「レザーカジュアル」はやや苦戦傾向。「キッズ」「サンダル」関連が2ケタ増と健闘した(表2参照)。

通期では、連結売上高2,522億円(5.5%増)、営業利益425億円(1.5%増)、経常利益435億円(1.5%増)の計画。前期の目標値──連結売上高2,405億円(1.0%増)、営業利益420億6,000万円(1.3%増)、経常利益428億6,000億円(1.6%増)の計画と比べると、手堅い設定だ。