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ダンロップスポーツ、2017年12月期 第3四半期
海外販売が貢献し増収、経費削減で増益に

update: 2017/11/30

ダンロップスポーツ、2017年12月期 第3四半期 財務諸表(表1)

ダンロップスポーツ、2017年12月期 第3四半期 財務諸表(表1)

ダンロップスポーツの2017年12月期(2017年度)の第3四半期(4-9月)決算は、海外販売が貢献し増収を達成したほか、経費削減が進み増益に至った。海外のゴルフクラブおよびゴルフボール、テニス用品などが貢献した。

海外のゴルフ事業が健闘

連結の売上高は、557億円(1.8%増)と堅調に推移した。営業利益は31億円(1.9%増)。税引前利益は33億円(102.4%増)で、「金融費用」の大幅な減少(14億円が8,400万円に縮小)により、改善した。

売上高総利益率(粗利率)は微減したが、海外ビジネスおよびウエルネス、テニスビジネスの増収により、営業利益がプラスに転じた。部門別売上では、主力の「ゴルフクラブ」がトータルでは242億円と前年並みだったほか、「ゴルフボール」が114億円(5%増)と健闘した。特にクラブは北米・欧州・韓国が好調だった。国内は競合激化により苦戦した。

「テニス用品」は、53億円(11%増)と好調な推移だった。北米市場の新規開拓が進み、増収を達成した。「ウェルネス」は65億円(5%増)と堅調な推移だった。コンパクトジムの新規出店が継続したことが、増収につながった。

地域別では、日本が335億円(28億円減)と苦戦した。ゴルフクラブが前年を下回った。北米は77億円(22億円増)、欧州は41億円(3億円増)、アジアが90億円(12億円増)と、それぞれ増収を達成した。

通期業績は、連結売上高765億円(4.4%増)、営業利益35億円(12.8%減)、当期利益22億円(17.2%増)の見通しだ。