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アルペン、2018年6月期 第1四半期
ゴルフが健闘し増収、在庫消化進めた影響で減益に

update: 2017/11/20

アルペン、2018年6月期 第1四半期

アルペン、2018年6月期
第1四半期

アルペンの2018年6月期の第1四半期(7-9月)決算は、ゴルフ事業が健闘するなどして増収を達成した。利益面では、一般スポーツ用品の在庫消化進めた影響で減益に至った。売上高総利益率(粗利率)は減少したが、販管費率も低下した。

棚卸資産の消化が影響し、利益が減少

連結売上高は558億円(4.2%増)と堅調な推移だった。粗利率は「一般スポーツ用品」の棚卸資産の消化を進めたことが影響し、2.7ポイント減となった。その結果、各段階の利益が目減りした。

「一般スポーツ用品」の売り上げは前年同期比を下回ったが、「ゴルフ用品」の既存店売り上げが健闘し、プラスの推移だった。ゴルフウエアも、新規ブランドの取り扱いや雑貨類を採り入れた売り場提案が奏功し、メンズ・レディス共に好調に推移した。

「一般スポーツ用品」では、ランニングやフィットネスなど健康に関連するカテゴリーが堅調だった。台風などの影響により、キャンプやマリン関連商品が苦戦した。また、サッカーなどチームスポーツ分野が苦戦した。

期末の店舗数は、「スポーツデポ」が150店(出1、退1)、「アルペン」が59店(退1)、「ゴルフ5」が199店(退2)、「ミフト」が13店で、計421店舗。売り場面積は、25万8,607坪(1,447坪減)と減少した。

通期の業績見通しに変更はない。連結売上高2,260億円(2.8%増)、営業利益50億円(21.5%増)、経常利益29億円(4.6%減)の計画だ。