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エスエスケイ、2017年7月期
構造改革が奏功し、増収増益を達成

update: 2017/11/01

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自社品が健闘、収益性の向上に貢献

野球用品や「ヒュンメル」など自社製品が健闘した。野球は104%で、チェーン店の落ち込みが想定よりも少なかった。今期は104-105%を計画している。「ヒュンメル」は104%と堅調な推移。今期も104%を計画する。アパレルは全体で103%の実績。「ジェーンスタイル」が前年並みだったものの、ウインドブレーカー類がチーム需要を取り込んで好調だった。今期は102%を目指す。

2年目を迎えた「ショッフェル」は着実に店舗数が増えている。成長の途上にあるため、前年比は150%強と高い数値。今期も同様に150%近い伸びを計画している。札幌大丸などにショップインショップを出店し、新たに汎用性のあるライフスタイル系商材の展開も推し進めている。ブランドの世界観を改め、ファン層の拡大に力を入れている(9月4日 を参照)。

通期では、売上高542億円(0.7%増)、営業利益13億円(8.2%増)、経常利益14億5,000万円(0.9%増)、当期利益9億5,000万円(8.2%増)の増収増益を目指す。当期では、営業利益率が目標だった2%台を達成した。当面はさらに3%台を目指している。