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デサント、2018年3月期 第2四半期
国内が健闘し増収、韓国の収益低下で減益に

update: 2017/10/31

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デサント、2018年3月期 第2四半期 財務諸表(表1)

デサント、2018年3月期 第2四半期
財務諸表(表1)

デサントの2018年3月期(2017年度)の第2四半期(4-9月)決算は、国内ビジネスが健闘して増収を達成した。利益面は、デサントコリアの在庫処分が影響したことで売上高総利益率(粗利率)が低下した影響や為替差損の発生などで減益になった。

「デサント」ブランドが好調に推移

第2四半期の業績は増収・減益だったが、当初予測と比較すると、売上高は0.1%減でほぼ計画通り、利益面では約5%増と上振れした。増収分は9億円が日本、デサントコリアが18億円、香港・台湾を含むChinaが7億円の内訳。コリアとChinaを合算した25億円増のうち、為替差損の影響が13億円ある。現地通貨ベースでは増収だった。

粗利率は55.1%(1.1ポイント減)と低下した。これはデサントコリアにおける在庫の処分およびプロパー売り上げが減ったことによる影響だ。営業利益では、コリアの減益分を国内事業でカバーした形だ。

国内外共に、「デサント」ブランドを中心としたアスレチック分野が増収した(表2を参照)。社名ブランドでもあり強化ブランドでもある「デサント」がけん引役になった。「デサント」ブランドの売上高は256億円(前年同期比14.3%増)。また、連結売上高に占める比率は38.8%(同3.0ポイント増)と増加した。