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ルルレモン アスレティカ社、2018年1月期 第2四半期
増収するも、経費増で減益に

update: 2017/09/19

ルルレモン・アスレティカ、 2018年1月期 第2四半期 財務諸表(表1)

ルルレモン・アスレティカ、
2018年1月期 第2四半期 財務諸表(表1)

フィットネスやヨガウエアを展開するlululemon athletica inc.(ルルレモン アスレティカ社)の2018年1月期第2四半期(上半期)決算は、店頭売りが堅調で増収を達成したが、販管費率が増加した影響で減益に至った。

財務体質がさらに改善

第2四半期(2-7月)の連結売上高は、11億100万米ドル(約1,211億1,000万円、1ドル=110円で換算)、9.0%増と増収を達成した。営業利益は1億1,400万米ドル(約125億4,000万円、同)、13.0%減と減益になった。四半期利益は7,900万米ドル(約86億9,000万円、同)、19.4%減だった(別表を参照)。

連結売上高に占める比率は、直営店舗が7億9,300万米ドル(約872億3,000万円)で、72.0%。「Direct to consumer」(DTC)が2億1,000万米ドル(約231億円)で、19.1%。特にDTCの売り上げが14.1%増と好調に伸びている。

期末の直営店舗数は、421店舗(11増、1減)。主力のUnited States(米国)が252店(7増)、Canada(カナダ)が53店(2増)、Australia(豪州)が27店、United Kingdom(英国)が9店。日本は1店舗だった。

財務面は安定している。商品回転率が0.1ポイント減少しているが、売上高総利益率(粗利率)が1.5ポイント改善したことで交差比率が微増した。利益が減り、自己資本比率が高まったため、ROEが減少した。総資本も増加したため、回転率およびROAが減少している。手元流動性資金が潤沢で、同比率も4カ月に達した。

通期の業績見通しは、前回25億5,000-26億米ドルだったが、25億4,500-25億9,500万米ドルに下方修正した。