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アルペン、2017年6月期 第3四半期
競技・ゴルフが低迷し減収、粗利率の改善で増益に

update: 2017/05/24

アルペン、2017年6月期 第3四半期 財務諸表(表1)

アルペン、2017年6月期
第3四半期 財務諸表(表1)

アルペンの2017年6月期の第3四半期決算は、一般スポーツ用品やゴルフ用品が低迷し減収となった。利益面では、売上高総利益率(粗利率)の改善で増益に至った。ウインター関連は前年を上回った。

値引きの抑制が利益を押し上げ

「一般スポーツ用品」の既存店売上高は、スニーカーを主体としたシューズのブームが落ち着いたほか、サッカーや野球、テニスなどの主要チームスポーツが低迷した影響で前年を下回った。ゴルフ用品は、通常品の動向が低調な推移だった影響もあり、前年比を下回った。ウインター関連は、1月以降の降雪に伴い商環境が改善し、前年比をクリアした。

利益面では、不要な値引きを抑制した結果、粗利率が0.6ポイント改善し、増益に貢献した。販管費率も増加したが、粗利率の増加分でカバーした形だ。各段階で、増益を達成した。

期末の店舗数は、425店(3増、12減)。内訳は、「スポーツデポ」が149店(1増)、「ゴルフ5」が201店(1増、4減)、「アルペン」が60店(8減)、「ミフト」が15店(1増)。売り場面積は25万9,687坪(1,590坪減)とやや減少した。

通期の業績見通しに変更はない。連結売上高が2,323億円、営業利益が43億円、経常利益が51億円で、増収増益を計画している。