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キャロウェイ ゴルフ カンパニー、2016年12月期 決算
アイアン・アクセサリー類が貢献、増収増益に

update: 2017/03/09

Callaway Golf Company、 2016年12月期 財務諸表(表1)

Callaway Golf Company、
2016年12月期 財務諸表(表1)

キャロウェイ ゴルフ カンパニーの2016年12月期 決算は、アイアンおよびアクセサリー類が貢献し、増収増益を達成した。地域別では、日本が2ケタの増収と大きく貢献した。一方、Woods(ウッド)クラブは苦戦傾向だった。

日本市場が2ケタの増収に

連結売上高は8億7,100万米ドル(約1,010億3,600万円、1ドル=116円で換算)、3.3%増と堅調に推移した(表1を参照)。なお決算数値は、期末(12月31日)時点の円レート、1ドル=116円で換算している。営業利益は4,400万米ドル(約51億400万円、同)、69.2%増。税引前利益は5,800万米ドル(約67億2,800万円、同)、190.0%増と大幅に増加した。これはゴルフ関連事業の売却益によるものだ。当期純利益は1億9,000万米ドル(約220億4,000万円、同)。所得税給付による増加である。

Callaway Golf Company、 2016年12月期 部門別売上高(表2)

Callaway Golf Company、
2016年12月期 部門別売上高(表2)

アイテム別では、主力の1つ、Woodsが9.1%減と苦戦したが、Irons(アイアン)が2億1,100万米ドル(約244億7,600万円、同)、2.7%増と堅調だったほか、アクセサリー類も2億1,900万米ドル(約254億400万円、同)、14.3%増と2ケタの増加だった。ゴルフボールも健闘した(表2を参照)。

地域別では、主力のUnited States(米国)が4億4,700万米ドル(約518億5,200万円、同)、0.3%増とほぼ横ばいだったが、欧州のほか、日本市場が1億7,000万米ドル(約197億2,000万円、同)、10.6%増と好調に推移した。

売上高総利益率(粗利率)が1.9ポイント増加したほか、財務面では、商品回転率が0.2ポイント改善した。自己資本の増強により資本回転率は低下したが、財務面の強化が図れた。手元資金も増加し、経営体質が改善している。