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ゼビオ ホールディングス、2017年3月期 第2四半期
為替の影響を受けるも、増収増益を確保

update: 2016/11/18

ゼビオ、2017年3月期 第2四半期 財務諸表(表1)

ゼビオ、2017年3月期
第2四半期 財務諸表(表1)

ゼビオホールディングスの2017年3月期第2四半期の連結決算は、増収を達成した。利益面は、為替差損の影響が大きく、経常段階で減益となった。営業段階では増益だった。昨年の暖冬がマイナス要因になったが、利益を確保するに至った。

おしなべて堅調な推移

部門別では、主要な分野で軒並み増収を達成した。「主力の一般競技スポーツ」は2.4%増と堅調な推移だった(表2参照)。不振が指摘されるゴルフマーケットだが、同社は1.8%増と少ないながら増収を達成した。スポーツアパレルおよびアウトドア関連も増収を達成した。

ゼビオ、2017年3月期 第2四半期 部門別売上高(表2)

ゼビオ、2017年3月期
第2四半期 部門別売上高(表2)

業態別では、「ゼビオ」が全社で1.6%増。ヴィクトリアが同2.7%と堅調だった。期末の店舗数は、「スーパースポーツゼビオ」が166店(出5)、「ゼビオエクスプレス」が9店(出1、退1)、「ヴィクトリアゴルフ」が199店(出5、退2)、「エルブレス」が25店、「ネクスト」が33店。

財務面では、商品回転率が0.2ポイント減少した。売上高総利益率(粗利率)は0.9ポイント増加したが、交差比率は5.8ポイント低下している。資本回転率は0.1ポイント増加した。

流動性指標では、一部低下している指標もあるが、比較的安定している。売上高純金利負担率およびD/Eレシオなどは改善が見られる。

通期見通しは修正していない。連結売上高2,404億円(8.6%増)、営業利益89億円(44.8%増)を計画している。