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ダンロップスポーツ、2016年12月期 第2四半期
為替の影響で減収するも、経費減で増益に

update: 2016/08/12

ダンロップスポーツ、2016年12月期 第2四半期 財務諸表

ダンロップスポーツ、2016年12月期
第2四半期 財務諸表

ダンロップスポーツの2016年12月期 第2四半期決算は、為替の影響で減収するも、経費減で増益になった。国内のゴルフクラブ、テニス用品などが健闘した。海外は為替の影響を除けば、プラス成長だった。

「ゼクシオ ナイン」が国内外で健闘

主力のゴルフクラブでは、昨年秋に市場投入した新モデルの「ゼクシオ ナイン」が国内外で健闘した。「ゴルフクラブ」は163億円(5%減)、8億円の減収だったが、為替の影響を除くと2億円のプラスになる。「ゴルフボール」は73億円(7%減)、6億円のマイナスで、為替の影響を除くと2億円のマイナス。「用品その他」は38億円(4%減)、2億円のマイナスだったが、為替の影響を除くと前年並みになる。

テニス用品は34億円(2%増)と堅調な推移だった。新しいビジネスの柱にしようとしている「ウェルネス」も41億円(4%増)と堅調だった。日本地域が236億円(1%増)。北米が36億円(5%減)だったが、為替の影響を除くと2%減にまで下げ幅が縮小する。欧州は29億円で前年並み、為替の影響を除くと4%増になる。アジアは56億円(7%減)で、為替の影響を除くと1%増と堅調だった。

財務面は比較的、安定している。資本回転率が高まったほか、商品回転率は0.1ポイント減少し2.7回転だった。有利子負債の減少で、D/Eレシオが改善した。

ゴルフクラブで増収を果たし、仕入れコスト・経費の削減が進んだことで増益を達成した。通期では営業利益が35億円(20億円増)と大幅な増益を見込んでいる。ゴルフクラブ・ゴルフボールを中心に増収を目指す。