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adidas Group 2016年12月期 第2四半期決算
収益性が改善、増収増益に

update: 2016/08/09

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adidas、2016年12月期 第2四半期 財務諸表

adidas、2016年12月期
第2四半期 財務諸表

adidas Group の2016年12月期第2四半期連結決算は、増収増益を達成した。「Russia/CIS」および「Latin America」が2ケタ減と苦戦傾向にあった(別表参照)。「Japan」ディビジョンは、売上高4億7,200万ユーロ(約542億8,000万円、1ユーロ=115円で換算)、41.8%増と好調な推移だった。

けん引役になった欧米およびアジア市場

連結業績のけん引役になったのは、けん引役になった欧米およびアジア市場(中でもGreater China)だった。いずれの地域も、2ケタ増を達成した。グループの売上高は、91億9,100万ユーロ(約1兆569億6,500万円、同)、15.0%増と好調に推移した。営業利益は9億500万ユーロ(約1,040億7,500万円、同)、56.6%増と好調な推移だった。税引前利益および四半期利益も、軒並み増益を達成した(別表参照)。売上高総利益率(粗利率)は49.1%(0.3ポイント増)と改善した。販売管理費率が低下したこともあり、利益は軒並み改善している。

主力の「Western Europe」(西欧)は、売上高26億2,800万ユーロ(約3,022億2,000万円、同)、24.9%増と2ケタの増収を達成した。「North America」(北米)は15億1,500万ユーロ(約1,742億2,500万円、同)、22.9%増と好調だった。「Greater China」(中華圏)は14億4,700万ユーロ(約1,664億500万円、同)、24.6%増と好調に推移した。

「Russia/CIS」が3億1,000万ユーロ(約356億5,000万円、同)、15.5%減および「Latin America」が7億7,300万ユーロ(約888億9,500万円、同)、12.1%減と苦戦傾向にあった。「MEAA」(中東・アフリカ・その他アジア地域)は12億7,300万ユーロ(約1,463億9,500万円、同)、8.7%増と堅調な推移だった。