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アシックス 2016年12月期 第2四半期 連結決算
米州が苦戦し、減収減益に
為替の影響も大

update: 2016/08/08

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アシックス 2016年12月期 第2四半期 財務諸表

アシックス 2016年12月期
第2四半期 財務諸表

アシックスの2016年12月期 第2四半期 連結決算は、米州の苦戦および為替の影響が大きく、減収減益になった。アジア・オセアニア地域は増収増益を達成した。国内および欧州は堅調な推移だった。

アジアが好調に推移

決算期を12月期に変更して初めて、前年同期との比較が可能になった。連結売上高は2,106億8,100万円(5.0%減)と減収したが、為替の影響で帳簿上は133億2,400万円押し下げられた。為替の影響を除くと、1.1%増の増収に転じる。同様に海外ビジネスも1.7%増のプラスになる。

米州が592億9,000万円(17.3%減、為替の影響を除くと11.8%減)と苦戦した。米国のランニングシューズ・テニスシューズの低調、為替の影響で減収に至った。ブラジルではランニングシューズが健闘した。同国のレアルベースでの売上高は9.9%増と好調な推移だった。

欧州(EMEA)は557億5,900万円(1.8%減、同6.3%増)とやや下がったが、営業利益は59億8,800万円(12.7%増)と増益を果たした。売価を上げたこともプラスに働いた。ランニングシューズが堅調だったほか、ライフスタイルシューズが好調だった。アパレルが低調だった。

オセアニア・東南アジアは125億1,600万円(12.5%増、同26.7%増)と好調に推移した。営業利益も22億3,300万円(16.6%増、同31.6%増)と増益を達成した。東アジアは226億5,800万円(9.8%増、同24.1%増)、営業利益は40億1,400万円(44.9%増、同63.2%増)と好調に推移した。Chinaがランニングシューズ・ライフスタイルシューズの好調でけん引役になった。

国内では、ライフスタイルシューズが好調、ランニングシューズが堅調だった。不採算事業の徹底や構造改革などによる人件費の減少などもあり、営業利益が51億9,800万円(68.5%増)と増益を達成した。