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PUMA、2016年12月期 第2四半期
主力のEMEAおよびアパレルがけん引し、増収増益に

update: 2016/08/05

PUMA、2016年12月期 第2四半期 財務諸表

PUMA、2016年12月期 第2四半期
財務諸表

PUMA(プーマ)の2016年12月期第2四半期決算は、主力の「EMEA」(欧州・中東・アフリカ)およびアパレルがけん引し、増収増益を達成した。現地通貨ベースでは、各セグメントで増収を達成した。売上高総利益率(粗利率)は微減したが、販売管理費率の低下により増益に至った。

為替不安のAmericasを除き、プラス成長

連結売上高は、16億7,800万ユーロ(約1,929億7,000万円、1ユーロ=115円で換算)、5.3%増と堅調に推移した。営業利益(EBIT)は5,300万ユーロ(約60億9,500万円、同)、20.5%増と2ケタ増。税引前利益も4,700万ユーロ(約54億500万円、同)、20.5%増と2ケタ増だった(別表参照)。

PUMA、2016年12月期 第2四半期 地域・部門別売上高

PUMA、2016年12月期 第2四半期
地域・部門別売上高

地域別では「EMEA」が6億7,500万ユーロ(約776億2,500万円、同)、10.4%増と2ケタの増収だった。「Americas」(米州)も、6億300万ユーロ(約693億4,500万円、同)、現地通貨ベースでは増収を達成した。「Asia/Pacific」(アジア・太平洋)は3億9,900万ユーロ(約458億8,500万円、同)、9.4%増と好調な推移だった。

部門別では、主力の「Footwear」(シューズ)が7億5,200万ユーロ(約864億8,000万円、同)、2.1%増と堅調だった。第2の柱である「Apparel」(アパレル)も5億8,900万ユーロ(約677億3,500万円、同)、8.5%増と好調に推移した。

財務面では、流動性指標がやや悪化した。手元流動性資金が減少したほか、流動比率もやや低下した。商品回転率が2.5(0.2ポイント減)とやや悪化した。

2016年度の通期は、“net sales”で1ケタ後半の伸びを予想している。粗利率は前年並みの45.5%を予測している。