丸紅フットウェア「メレル」 2016年春夏シーズン
“スピードハイキング”モデルを提案
update: 2015/08/28
丸紅フットウェア(東京)が展開するシューズブランド「MERRELL」(メレル)の2016年春夏シーズンは、機能性重視の「パフォーマンス」から「Capra」(カプラ)および「All Out」(オールアウト)シリーズの新モデルを提案する。タウンユースの「ライフスタイル」では「Dask」(ダスク)の新製品を投入する。
2015年3月期は好調に推移
終了した前期、2015年3月期は非常に好調な推移だったという。今期の第1四半期も好調を持続した。ジャングルモックなど定番モデルがけん引役になったようだ。アウトドア市場はシューズやアパレルを中心にダウントレンドだと分析する。メレルのトレッキング系は堅調だという。
チャネルはアウトドア専門や靴専門店のほか、シューズ量販店やスポーツ量販店でも展開する。Eコマースでは、売り上げが伸びているという。
同社では、トップモデルのアルパインブーツが売れている。イタリア製で、上代価格が4万円台というレザー製の高額モデルだ。ハイキングとランニングの中間に位置する“スピードハイキング”向けに、「Capra」の新モデルを提案した。防水透湿性を持つ「ゴアテックス®」を使用したモデルで、上代は1万6,000-1万8,000円台。ハイエンドモデルのような重厚感はなく、軽量性が特長。トレイランニングよりもしっかりしたシューズである。まだ定着していない“スピードハイキング”だと言うが、軽装で日帰りを楽しむユーザーに対し、走って登れる軽量モデルを提案する。
「All Out」では、トレイルランニング向けの新モデル「オールアウトクラッシュ」が登場した。価格は1万3,800円と値ごろ感がある。デザイン性も考慮しており、ロードランにも使用できる仕様だ。
ライフスタイル系では、「Dask」の新製品を提案。1万円を切る上代設定で、タウンユースを意識している。そのほか、良き定番として、レザーのアッパーを使った「Jungle Moc」(ジャングルモック)も継続展開する。1万円台のモデルで、オンカジュアルでも使用できるテイストだ。