東レ、機能素材展 2020年秋冬シーズン
update: 2019/05/29
40周年の「ENTRANT®」に焦点を当てる
そのほか、良き定番素材である「ENTRANT®」にも焦点を当てた。販売から40周年を迎えた契機に、再度「防水透湿」機能をアピールする。また、疎水性ウレタンの多孔膜構造を持つ「エントラント®」に、前述の「ナノスリット ナイロン」を組み合わせることで、撥水機能の耐久性を飛躍的に向上させることができるという。なお、「ナノスリット ナイロン」はこのほか、防水透湿素材「Dermizax®」(ダーミザクス)や、軽量織物「Airtastic®」(エアータスティック)などほかのテキスタイルブランドにも採用予定だ。
当初は「防水透湿」機能を軸にしていた「エントラント®」だが、2012年以降の第4世代からは、「通気性」も重視し始めた。ユーザーのライフスタイルやニーズが変化していることが背景にある。自転車に乗る時やタウンユースのシーンに「エントラント®」を使用する場合、より着心地の良さが求められるが、「通気性」はそのキーワードの1つである。
ストレッチ生地「Primeflex®」は「アウトドア」「アスレチック/ゴルフ」「カジュアル」という3つの着用シーン別に再編した。来場者からは「分かりやすくなった」と評価されたという。