ウィッツ、「ダンスウィズドラゴン」2019年秋冬展
「GORP CORE」がテーマ
update: 2019/03/08
ウィッツ(京都)が手掛けるゴルフウエアブランド「ダンスウィズドラゴン」の2019年秋冬シーズンは、「GORP CORE」(ゴープコア)をテーマに据えた。言葉のルーツであるアウトドアやスポーツシーンのモチーフをデザインに採り入れた。
クライミングのシーンを採り入れ
同ブランドの2018年秋冬シーズンの商況は、ほぼ前年並みの推移だった。リピーターのニーズを堅調に取り込めたようだ。ゴルフウエア市場自体は縮小傾向にあると分析している。
19年秋冬シーズンのテーマ「GORP CORE」は、「Good Old Raisins and Peanuts」の頭文字をとった造語で、フルーツやナッツなどを混ぜ合わせた食物を指す。携帯に向き、栄養価の高い点が特徴だ。「GORP CORE」を良質な部分を抽出した要素と捉え、それをデザインに盛り込むというイメージのようだ。“超実用主義”という意味合いも含んでいる。
今回のテーマで象徴的なスタイリングは10月のコーディネート提案。アウトドアの1シーンである“クライミング”の要素をデザインに採り入れている。クライミングウオール(登り壁)のデザインをアレンジした柄が特徴だ。そのほか、チェック柄やスカーフ柄など、トレンドを意識したデザインも盛り込んでいる。
立ち上がりの8月、9月はトリコロール柄を提案。昇華プリントとニットの別生地を切り替えで組み合わせたポロシャツなど、ひと手間を加えたデザインを企画した。11月はテーマの「GORP CORE」に加え、アニマルプリントも採用している。