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エスエスケイ「ジェーンスタイル」 2018年秋冬シーズン
主力のスポーツブラを再強化

update: 2018/01/31

主力アイテムのスポーツブラを再強化する

主力アイテムのスポーツブラを再強化する

エスエスケイ(大阪市)のレディスウエアブランド「ジェーンスタイル」は、主力のスポーツブラを再強化すると共に、第2の柱に成長したボトムスをブラッシュアップした。デーリーユースも多いため、シルエットの種類を拡充している。また今春から店頭で使用する専用のPOPや什器も提案した。

今春、店頭向けのPOP、什器を提案

好調なボトムス類。デーリーユースも多い

好調なボトムス類。デーリーユースも多い

2007年にデビューした「ジェーンスタイル」は10周年を迎える。スポーツブラを主軸にする同ブランドでは、年間定番品が全体の60%強を占めているため、過度なマークダウンによる粗利益の減少が極力、抑えられている。商品の投入頻度が増えるため、在庫の管理は煩雑になるが、回転率が高まり効率の良いビジネスモデルが構築できている。

展開商品はスポーツブラのほか、フルレングスのパンツやパーカーなどのトップスまで、その範囲が広がりつつある。直近の店頭売上では、特にボトムスの比率が高まっているという。10周年を迎えるにあたり再度、主軸のスポーツブラを強化しようとしている。

展開店舗数は約600店で、スポーツ小売店のほか、GMSのスポーツ売り場での販売もある。店舗数の無理な拡大はせず、適正な在庫量の維持・管理を重視している。値崩れしにくいため、小売店側にも、安定して粗利益を確保できるというメリットがある。

店頭什器も提案している

店頭什器も提案している

スポーツブラの強化では、高校や大学など部活動の学生層のパーソナルユースを取り込もうとしている。いわゆる外商だが、今後挑戦していく分野である。店頭ではスポーツブラの購買層が若返っているそうで、良い傾向も見られるようになってきた。

足元の商戦──今春(18年春夏)向けに、専用のPOPや什器も提案した。セルフ販売が基本の店頭において、ブランドのイメージや世界観をエンドユーザーに伝える狙いがある。