ダンロップスポーツ
ゴルフクラブの新モデル「ゼクシオ テン」を発売
販売本数計画はトータルで185万本
update: 2017/10/20
ダンロップスポーツが主力のゴルフクラブ「ゼクシオ」の新モデル「XXIO X」(ゼクシオ テン)を12月から発売する。デビュー以来、2年に1回のペースで新作クラブを開発・発売してきた。
身体のブレを抑えるシャフトを開発
「ゼクシオ」シリーズは発売以来、常に国内のゴルフクラブの大きなシェアを確保してきた。安定した飛距離と使い易さが根強い人気の理由のようだ。認知度が高く、販売実績もあるため、ゴルフ販売店からの関心も高い。 各モデル共に、飛距離に焦点を当てた商品開発を進めてきた。今回の「ゼクシオ テン」でも同様に、飛距離アップの技術を盛り込んでいる。特徴は、打点を芯に集める「スマート・インパクト・シャフト」という新開発のカーボン・シャフト。ゴルファーのスイング時に発生する身体のブレが飛距離を落とす一因になっているため、シャフトの性質を改善することで、その影響を抑えている。
具体的には、シャフトの先端──ヘッドに近い部分の素材を軽くし操作性を高めた。その結果、スイングが安定することでスイートスポットにボールが当たる確率が向上した。同時にヘッドのフェースの反発エリアを前モデルの「ゼクシオ ナイン」に比べ34%拡大。より確実に芯に当たる構造に改善した。
新開発のシャフト「スマート・インパクト・シャフト」の先端部分には、東レと共同開発した軽量の新素材を採用している。ヘッドの反発性能は歴代のモデルで最大だという。また今回、新たにヘッドスピードの速いゴルファー向けに「クラフトモデル」を企画した。メタリックな従来モデルと異なり、全面“黒”色に仕上げている。フェアウェイウッドやアイアンなども、基本的にドライバーと同様の発想による技術を盛り込んでいる。