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ウィッツ、2018年春夏展
ブランドの“原点回帰”を意識

update: 2017/09/11

「ダンスウィズドラゴン」。3月のスタイリング

「ダンスウィズドラゴン」。3月のスタイリング

「ダンスウィズドラゴン」などのゴルフウエアを展開するウィッツ(京都市)の2018年春夏展では、ブランドの“原点回帰”を意識した企画を提案した。花柄やヒョウ柄、“スマイル”マークなど過去に評価の高かったデザインを散りばめ、主力ブランド「ダンスウィズドラゴン」の新しい方向性を模索している。

「ダンスウィズドラゴン」──“DRAGON”の6文字をテーマに

 「ダンスウィズドラゴン」。5月のスタイリング

「ダンスウィズドラゴン」。5月のスタイリング

「ダンスウィズドラゴン」では、ブランド名に使用している“DRAGON”の各文字を2-7月までの6カ月──1月ごとのテーマに当てはめて、商品を企画した。シーズンの大きなテーマは、“ダイバーシティ”(多様性)。その言葉の通り、各月の商品企画で多様性を表現している。

立ち上がりの2月は「D」の文字で、ドット・デニム・ダンガリーといった素材や仕様を採り入れた。ストレッチ性を利かせたデニムテイストのパンツ、“龍”のモチーフや二次加工などを使用している。3月は「R」で、ローズ・レトロ・ロマンチックなどがキーワード。花柄を大きくあしらったシャツや、ピンクの迷彩柄のシャツ・パンツなどを企画した。

4月は「A」。“スマイル”マークをアレンジしたオリジナルプリントなどを提案している。5月は「G」で、ロックテイストのデザインを全面に使用した。6月は「O」。オリジナルプリントや様々な二次加工を採用した。7月は「N」で、モノトーンのオリジナルプリントなどを使用した。

「ダンスウィズドラゴン」。 「ウルトラマン」のライセンスブランド 「A MAN of ULTRA」とのコラボ品

「ダンスウィズドラゴン」。
「ウルトラマン」のライセンスブランド
「A MAN of ULTRA」とのコラボ品

そのほか、新しい商品群として、円谷プロダクションのキャラクター「ウルトラマン」のライセンスブランド「A MAN of ULTRA」との協業商品を企画した。各部にウルトラマンをイメージさせるデザインをあしらうスタイルで、シャツや小物、キャディーバッグなどを企画した。

ゴルフクラブでは、米国ブランド「カーボンパターズ」と協業したオリジナルパターを企画した。ソール部分に本物の銃弾の一部を装着しているところが特長。30本の限定生産で、上代価格は16万円と高価だが、新しい商品提案の試みの1つである。