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ゴールドウイン、アウトドア展 2018年春夏シーズン
ハイエンド商材の価値向上を図る

update: 2017/08/23

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「ザ・ノース・フェイス」。 「サミットシリーズ」のエマージェンシージャケット

「ザ・ノース・フェイス」。
「サミットシリーズ」のエマージェンシージャケット

ゴールドウインの2018年春夏シーズンのアウトドア展示会。主力の「ザ・ノース・フェイス」や「ヘリー・ハンセン」を中心にアウトドア関連ブランドを集積した。両ブランドともに、ハイエンド商材の価値向上を図っている。また、タウンユースを意識した「ゴールドウイン」ブランドの新しい商品群なども併せて展示した。

「ザ・ノース・フェイス」──次の50年を意識、テーマは原点回帰の“ヨセミテ”

主力ブランドの「ザ・ノース・フェイス」は昨年(2016年)、創業から50周年を迎えた。国内では1978年から販売を始め、来年2018年シーズンには日本上陸40周年を迎える。2018年春夏シーズンでは、次の50年を意識し、テーマは原点回帰を意識して、創業の地である米国・カリフォルニアの“ヨセミテ”とした。同地で楽しめる様々なアウトドアシーン――クライミング・ハイキング・キャンピング・トレイルランニングなどに対応する商品群を企画した。

アパレルでは、ハイエンドラインの「サミットシリーズ」において、緊急避難時に使用する“エマージェンシーブランケット”に着想を得た輻射熱による保温機能を発揮するジャケット、パンツを開発した。強度と軽さを併せ持っている点が特徴で、外からの濡れ、内側からの蒸れを抑え、より快適な衣服内環境にこだわった。

タウンユースを意識した「NOWEATHER」は、透湿撥水素材「ゴアテックス」を裏地に使用した防水パンツも新しいアイテム。軽量ポリエステルにインクジェットプリントを施し、「ゴアテックス」の裏地で快適性を付加した。

「ザ・ノース・フェイス」。 テント「ジオドーム4」

「ザ・ノース・フェイス」。
テント「ジオドーム4」

ギア関連では、日本企画のテント「ジオドーム4」を新たに提案した。慶応大学の鳴川教授・鳴川ゼミの学生らと3年がかりで共同開発した。キャンプシーンを想定したこのテントは、重量は10kg強と従来品よりコンパクトで、5本の本体ポールと1本赤道ポールだけで構成され、簡単に設営することができる。定員は4人で、天井高が充分あるため、テント内で立って移動することが可能だ。価格は18万円。