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旭化成アドバンス、2018年秋冬シーズン「ライブギア™」機能素材展
展示内容を再編集、シーン別に見やすく

update: 2017/06/05

ナイロンのストレッチファブリック 「LEONA®ES」

ナイロンのストレッチファブリック
「LEONA®ES」

旭化成アドバンスの2018秋冬シーズン「ライブギア™」機能素材展。展示の内容をより分かりやすく再編集した。主に素材が採用される4つのシーンを中心に据え、ニット素材および布帛素材に分類。また今回、初めてユニフォームのコーナーを設けた。

ストレッチ性を持ったナイロン織物素材を提案

新たに設定した4つのシーンは、ライトハイク・ランニング・トレッキング・アスレジャー。各シーンに必要となる機能素材を使った製品(ガーメント)を展示した。

ニット素材では、春夏シーズンの主力である吸汗速乾素材「シュアドライ®」シリーズや、吸放湿機能を持つ「モイステックス®」も継続提案した。また、学校衣料などに採用される防透け・抗スナッグ素材「タフトレックス®」も展示した。

 4つのシーン別に製品を展示。 写真は“アスレジャー”

4つのシーン別に製品を展示。
写真は“アスレジャー”

今回、数シーズンぶりに再登場したのが、「GOUGUL®」(ゴーグル)。防風機能を持つファブリック素材で、その機能性を改良して再提案する。ポリエステル素材が主体だが、綿混もある。編み組織と糸の組み合わせで、防風機能を向上させた。

布帛では、ナイロンのストレッチファブリック「LEONA®ES」(レオナ・イーエス)が一押し素材。“ナイロン6”ベースで、ソフトな風合いのストレッチ性を持たせている。ナイロン66ベースでも、ストレッチ性を向上させている。ストレッチ性は、撚糸を使用して得ている。撚れた糸の伸び縮みにより、ストレッチ性を発揮する。「レオナ・イーエス」は裏地や多孔膜などほかの生地と組み合わせ、アウトドアのアウターなどに採用する。既存の透湿撥水生地「ソファンデ®」の素材として使用する予定だ。

そのほか、ミャンマーの生産拠点を活かした「縫製品ブース」を初めて設置。規模はまだ小さいが、製品ビジネスの拡大にも力を入れる。また、ユニフォームのコーナーも設置し、素材と縫製の両面をアピールした。