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東レ、機能素材展 2018年秋冬シーズン
「エントラント®」の新素材を提案

update: 2017/05/26

通気性を向上させた 「エントラント®」

通気性を向上させた
「エントラント®」

東レの機能素材展の2018年秋冬シーズンでは、防水透湿素材の「エントラント®」の新素材を提案した。より、“通気性”を重視・向上させたタイプの素材で、アクティブな軽運動を想定した、新しいスポーツ市場を意識した素材だ。

軽量・薄手の新市場を意識

防水透湿素材の「エントラント®」は、アウトドア的な条件の厳しい環境下で採用されてきた機能素材で、2019年秋冬シーズンで40周年を迎える。従来は、定番機能である“耐水圧”を重視してきた素材だが、今回は、スポーツのカジュアル場面で使用されるトレンド変化を考慮して、より“通気性”を追求した新素材を開発した。

今回、提案した新素材では、従来の「エントラント®」素材の約50倍の通気性を実現した。通気および耐水機能の“バランス”を考慮した新素材だ。湿度を効率良く排出することで通気性を高め、衣服内環境を快適に保つ機能性を重視した。

ストレッチ素材群の 「プライムフレックス®」を主軸にする

ストレッチ素材群の
「プライムフレックス®」を主軸にする

全体の提案の軸になるのは、ストレッチ素材群の「プライムフレックス®」。ナイロンおよびポリエステルを使用したストレッチ性素材で、軽量性・風合いの柔らかさ・汎用性の広さ、などを特長にしている。

そのほか、強化素材に位置付けているのが、「モイスト+(プラス)」。ナイロン素材で、従来品の約3倍の吸放湿性を持つ。前出の「エントラント®」などと組み合わせ、衣服内環境を快適に保つ新しいアウトドアウエアなどの開発が期待される。