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ゼット「コンバース」2017年秋冬シーズン
外商ビジネスを再強化

update: 2017/02/28

「コンバース」。 チームビジネスを再強化する

「コンバース」。
チームビジネスを再強化する

ゼットのバスケットウエアブランド「コンバース」の2017年秋冬シーズンでは、再度、外商ビジネスを強化する。また、顧客層の拡大を狙い、監督やコーチ向けのウエアにも力を入れる。

軸になる商材を構築する

監督、コーチ向けのウエアも強化ポイント

監督、コーチ向けのウエアも強化ポイント

通期(2017年3月期)の業績は前年比を確保できる見通しだという。2年ほど前から伸び率が5%から3%へと鈍化しており、商品企画の抜本的な刷新が迫られているようだ。しかし市場シェアは15.6%で1位を維持しており、やり方によっては20%まで高められると考えている。

プロバスケットボールの新リーグ「B.リーグ」がスタートしたが、観戦市場の高まりを感じられるというが、プレー人口の増加までには至っていないと分析している。当面は、観戦ウエアの需要が現実的のようだ。

2017年秋冬シーズンでは、プレーヤー層を対象にした昇華プリントの商材を重点アイテムに据えるほか、監督やコーチ向けのウエアも企画・展開する。強化の軸は外商ビジネスで、チーム対応商材の核をどう構築するかが当面の課題だ。

外商向けの商材は上代設定を見直し、少し安くしている。外商の売り上げに占める比率で56%と主力になっている。少子化傾向だが、登録者数は微増で、チームの受注数も増えていると言い、この部分をさらに強化することが安定した収益の確保につながる。