TOP > 展示会レポート > ゴールドウイン アウトドア展 2017年...

ゴールドウイン アウトドア展 2017年秋冬シーズン
「ザ・ノース・フェイス」カテゴリーを一新、シーンごとに商品を充実

update: 2017/02/20

1ページ2ページ次のページへ >
「ザ・ノース・フェイス」。 ダウンジャケットの 「Belay(ビレイ)パーカ」

「ザ・ノース・フェイス」。
ダウンジャケットの
「Belay(ビレイ)パーカ」

ゴールドウインは2017年秋冬シーズンのアウトドアビジネスにおいて、主力の「ザ・ノース・フェイス」の展開カテゴリーを一新し、シーンごとに商品を充実させる。高機能商材を強化すると同時に、タウンユースの展開も充実させる。「ヘリーハンセン」では、コア分野である“マリン”(ヨットシーン)に力を入れる。

「ザ・ノース・フェイス」──テーマは“SCIENCE OF MOVEMENT”

「ザ・ノース・フェイス」(TNF)のシーズンテーマは、“SCIENCE OF MOVEMENT”(サイエンス・オブ・ムーブメント)。様々な着用シーンに適した機能性を持つ製品を企画・開発した。新たに設定したカテゴリーは4つ──マウンテンスポーツ、マウンテンカルチャー、マウンテンアスレチックス、アンリミテッドだ。

「ザ・ノース・フェイス」の「サミットシリーズ」。 “土台”を無くした止水ファスナーを採用した 「プロジャケット」

「ザ・ノース・フェイス」の「サミットシリーズ」。
“土台”を無くした止水ファスナーを採用した
「プロジャケット」

「マウンテンスポーツ」では、高機能・ハイエンド商品の「サミットシリーズ」のほか、スノー、マウンテニアリング、トレッキングの各シーンを扱う。「サミットシリーズ」では、ストレッチ性のある“中綿”を採用した「ベントリックス フーディー」アウターを開発。スリットが入った中綿「VENTRIX™」(ベントリックス)が開くことで、通気性を確保する。また、3D(立体)解析した型紙を使用し、腕周りの動きを向上させた「プロジャケット」も企画・開発した。先シーズンにパンツで採用した機能性だが、17年秋冬シーズンではジャケットにも使用している。

そのほか、防風機能を向上させる目的で2種類の中綿を採用して、“二重”になっている袋状の生地を使ったダウンジャケット「Belay(ビレイ)パーカ」も開発。“コールドスポット”になる縫い目をなくして、生地を袋状にしてあるため、保温機能が向上している。また、 “土台”部分を無くし直接、表生地に止水ファスナーを取り付けたジャケットも開発した。YKKの新モデルを使用しており、17年秋冬シーズンでは「TNF」のみの採用だ。防水性や軽量性が向上している。

「ザ・ノース・フェイス」。 タウンユースを意識した 「アンリミテッド」

「ザ・ノース・フェイス」。
タウンユースを意識した
「アンリミテッド」

17年秋冬シーズンから全てのダウンジャケットに、河田フェザーの高洗浄ダウン「クリーンダウン」を採用している。汚れなどがよりきれいに除かれているため、通常のダウンに比べて“ロフト”(嵩高)性が高まる。