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グリップインターナショナル
「ヒールクリーク」2017年春夏展
明色系を採用、テイストの若返りを図る

update: 2016/09/13

ブランドロゴも替え、 新しいブランド観を提案する

ブランドロゴも替え、
新しいブランド観を提案する

グリップインターナショナル(神戸)のゴルフウエアブランド「ヒールクリーク」は2017年春夏シーズンで、明色系を採用しテイストの若返りを図った。2016年秋冬からブランドロゴやテイストを一新し、リブランディングを実施した。春夏でもその新しい世界観を踏襲している。

ターゲットエージを下げる狙い

「ヒールクリーク」。 色目は明るめに仕上げている

「ヒールクリーク」。
色目は明るめに仕上げている

17年春夏シーズンは「Lucken」(楽園)をテーマにする。リゾートテイストも盛り込み、色目は明るめに振っている。春先の2-3月は雲柄を使用し、4月はプリントなどデニムライクなテイストに仕上げた。

メーンの顧客は50歳後半から60歳前後だが、年齢よりも若く見える感度、テイストを目指して刷新を図った。若い年齢層──40代も取り込もうとしており、ターゲットエージを下げる狙いもある。

新規の取り込みも念頭に入れて、エントリー向けの廉価な商材も拡充。シャツで1万5,000-2万円前半の上代設定だ。アイテムでは、ボトムスの素材を見直し、ストレッチ性やシルエットを改善している。

別ライン「ムニタルプ」。 モノトーンテイストだが、 今回から差し色を採り入れた

別ライン「ムニタルプ」。
モノトーンテイストだが、
今回から差し色を採り入れた


高品質・モノトーンが特徴の別ライン「ムニタルプ」では、新たに“差し色”を加えている。1シーズンに1色だけ、アクセントカラーを採り入れた。17年春夏ではブルーを使用している。「ヒールクリーク」ショップにおける売上比率は平均25%、高いショップでは40%に達するという。レディスが75%と主力を占めている。行く行くは同ラインの単独店舗の出店も視野に入れている。

16年春夏シーズンは猛暑の影響もあり、レディスを中心に来店頻度が減ったことで売り上げが伸び悩んだ。百貨店レディスの不振も影響したようだ。その半面、実需型の色合いが濃いメンズは好調だった。メンズの売上比率が高まってきており、現状28%が今後は30%を超える見通しだという。