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「MAMMUT」2017年春夏シーズン
「Climbing」コレクションではタウンユースも想定

update: 2016/06/28

16年春夏でも評価を得た シェル「AEROSPEED Jacket」

16年春夏でも評価を得た
シェル「AEROSPEED Jacket」

Mammut Sports Group Japan 株式会社(東京都)が手掛けるアウトドアブランド「MAMMUT」(マムート)の2017年春夏シーズン。2016年春夏シーズンで支持を集めているシェル「AEROSPEED Jacket」を引き続き提案するほか、タウンユースも想定した「Climbing」コレクションも充実させた。

シェル「AEROSPEED Jacket」が好評

スイス発のアウトドアブランド「MAMMUT」(マムート)は、日本国内ではアウトドア専門店を中心に販売を行っている。スポーツチェーン店は店舗数を限定して展開している。直営店は6店を展開中で、アウトレットは3店舗出店している。

「Climbing」コレクションでは タウンユースも想定する

「Climbing」コレクションでは
タウンユースも想定する

展開商材は半分がインポート品(インライン)、もう半分がライセンス品だ。日本市場のみライセンス展開が許されているようだが、これはサイズやカラー展開などで、日本市場特有の売れ筋があるためらしい。全商品の60%強をアパレルが占めている。そのほか、バックパックやシューズ、カラビナやハーネスなどのハードウエアも展開する。

2017年春夏シーズンは、引き続き「ゴアテックス」素材を使用したハイエンド商材を軸に、昨今ニーズが高まっている“クライミング”シーンへ向けたアイテムも提案した。16年春夏シーズンで評価を集めているシェル「AEROSPEED Jacket」を重点アイテムに据える。耐水圧2万mm、透湿2万g/㎡の機能性で、生地は3層構造。両サイドにポケットが追加されている。

「Climbing」コレクションでは、従来Tシャツがメーンアイテムだったというが、オン・オフで着用できるウエアも企画し、提案の幅を広げている。ハイキングカテゴリーでインライン品があるそうだが、足りないアイテムをライセンスでフォローしているという。

現在、シリアス層であるアルパイン以外の“モア”の顧客を開拓しつつある同ブランド。「ザ・ノース・フェイス」(ゴールドウイン)は違うレーベルでモアのユーザーを取り込んでいるが、「マムート」ではレーベルを替えず、1つのラインで提案している。17年春夏で提案するフリース地のパーカーや、スウェットパンツなどがその足掛かりになりそうだ。