TOP > イベントレポート > 「2012 SNOW Fes at DAIKANYAMA」 「SKI...

「2012 SNOW Fes at DAIKANYAMA」
「SKI FUN FESTA 2012 in OSAKA」
12-13年シーズンの新作スキーウエアを披露

update: 2012/06/04

< 前のページへ1ページ2ページ

個性派モデルが人気

「ゴールドウイン」の「EDGE」

「ゴールドウイン」の「EDGE」

これらのイベントに参加するスキーヤーは毎シーズン、何度となくゲレンデに足を運ぶヘビーユーザーが中心。12-13年シーズンの新モデルを直に触れて試着することができるため、スキー愛好家には魅力的なイベントだ。会場で受注は行わないそうだが、ユーザーはこの会場で目星を付けたモデルを後日、最寄りのスキー専門店へ予約しに行くことになる。

注文はデサントの場合、7月20日まで受け付けている。納品はシーズンの始まる頃、12月初旬から中旬の予定。受発注し生産するため、値引きや在庫ロスが発生しない効率的なビジネスだ。売り上げのボリュームは年明け以降のファミリー層だが、年内に商売が終了するコアなファンへのビジネスは安定している。

注目されているアイテムは個性的なデザインのもの。デサントではタウンの要素を盛り込んだ「N-Style」(エヌスタイル)が一押しアイテムだ。ジャケットを細身のシルエット、パンツはストレートのシルエットに仕上げタウンのテイストを取り入れている。上代価格はジャケットが5万2500-3万9900円、パンツが3万7800-3万3600円(いずれも税込み)。

ゴールドウインでは「EDGE」(エッジ)ライン。バックカントリーなど従来と異なるスタイルでスキーを楽しむユーザーに支持されている。ジクザグやモアレ調、チェックなど、プリント柄が特徴だ。価格はジャケットが4万5150-4万2000円、パンツが3万2550-3万4125円(同)。

今シーズンも昨年並みの売り上げを目指す主要各社。ここ数年は用具関連企業が参画し、イベントの規模自体も大きくなった。前述した通り、費用対効果の影響なのか震災の影響なのか定かではないが、イベントが今季から以前のスケール感に戻った。これを後退と見るか、落ち着いたと見るか、意見が分かれるところだろう。