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デサント アスレチックビジネス 2015年秋冬シーズン
強化ブランドの「デサント」が2ケタ増に

update: 2016/02/04

「デサント」ブランド。アスレ関連アイテムが貢献

「デサント」ブランド。アスレ関連アイテムが貢献

デサントの2015年秋冬シーズンのアスレチックビジネスは、強化ブランドの「デサント」が113%(~12月)と健闘し、けん引役になった。概して、ほかのブランドは苦戦傾向だったが、リニューアルした「スキンズ」はメンズを中心に堅調な推移だった。

アスレ分野が伸張

Jリーグ関連商材が健闘した 「アンブロ」

Jリーグ関連商材が健闘した
「アンブロ」

重点ブランドである「デサント」が、アスレチック分野を中心に売り上げを拡大した。アスレ分野が121%、ベースボールが103%、バレーボールが102%と堅調な推移だった。中でもアスレ関連のスポーツチェーン店で106%と健闘した。

サッカーブランドの「アンブロ」は前年同期比85%(~12月)と苦戦した。暖冬の影響もあり、チェーン店でウオーム関連アイテムが伸び悩んだ。一方、ユニフォーム契約を結んでいるJリーグチームの「ガンバ大阪」「FC東京」のレプリカ関連ウエアは好調だった。

スウェットアイテムが堅調だった 「ルコックスポルティフ」

スウェットアイテムが堅調だった
「ルコックスポルティフ」


「ルコックスポルティフ」は前年同期比90%(~11月)と低調だった。流通在庫の整理を進めたこともあり、売り上げが前年比を下回った。メンズは概して安定していたが、レディスのウインドブレーカーやジャージーが苦戦した。スウェットアイテムはメンズ・レディスともに堅調だった。

「アリーナ」は前年同期比99%とほぼ前年並みだった。チームウエアおよびアクセサリーが2ケタ増と好調だった。レジャー用のカテゴリー「アンダーザサン」の展開時期を早めた効果もあった。

「アリーナ」。チームウエアが健闘

「アリーナ」。チームウエアが健闘


機能アンダーの「スキンズ」は、リニューアルした「RY400」モデルが堅調だった。日常向けのアイテムだが、メンズを中心に支持を集めたようだ。スポーツ以外の新規チャネルへの拡販も進んでいるようで、新規客の獲得も売上増に貢献したとみられる。