ミズノ サッカービジネス
新ライン「モナルシーダ」が急成長
update: 2015/07/27
ミズノのサッカービジネスは、昨年デビューした新ライン「バサラ」と「モナルシーダ」が好調に推移し、2014年シーズンは108%(金額ベース)と堅調だった。数量ベースでも102%と前年比を上回った。今シーズンも「モナルシーダ」のほか、主力の「イグニタス」がけん引役になっている。
「イグニタス」が主力ブランドに
既存の「スーパーソニック」を継承する新しいラインが「バサラ」と「モナルシーダ」で、売り上げに占める比率はそれぞれ約15%、約16%と主力品番の1つにまで急成長した。約30%と構成比率が最も高いのは「イグニタス」で、本田圭佑選手が使用している効果が大きいようだ。
今期(4-6月)は「モナルシーダ」と「イグニタス」の比率が突出しており、2つのラインで売り上げの約80%を占めているという。「バサラ」が苦戦傾向にあり、ハイエンドモデルの「モレリア」は10%前後の構成比率を維持している。「モナルシーダ」は1万5,000円から5,000円台まで幅広いモデルを企画・展開しているが、特に高いゾーンが売れているという。
今シーズンの売上動向は狙い通りのようだ。ハイエンドモデルの「モレリア」のイメージを活かした「モナルシーダ」がエンドユーザーに受け入れられている。「イグニタス」も本田選手の効果と特徴のある商品力が支持を集めている。