TOP > 企業レポート > アシックス 機能訓練特化型デイサービス...

アシックス
機能訓練特化型デイサービス施設「Tryus」2号店を開業

update: 2015/05/22

1ページ2ページ次のページへ >
独自プログラムの「デュアルスパーク」を強みにする。 写真はクライミングウオールを模した オリジナル運動コーナー

独自プログラムの「デュアルスパーク」を強みにする。
写真はクライミングウオールを模した
オリジナル運動コーナー

アシックスは5月25日、機能訓練特化型デイサービス施設「Tryus」(トライアス)の2号店「Tryus芦屋」(芦屋市松ノ内町)を開業する。昨年9月24日に「Tryus西宮」を開業したが、それに次ぐ2施設目だ(「Tryus西宮」:2014年9月22日配信)。初展開の西宮も順調に利用者数を増やしており、年内にもさらに数カ所の開業を予定している。

中計の「健康快適事業領域」の大きな柱に

閑静な住宅街の一角に開設した 「トライアス芦屋」

閑静な住宅街の一角に開設した
「トライアス芦屋」

同社が新規参入した機能訓練特化型のデイサービス施設の運営は、中期経営計画「アシックス・グロース・プラン(AGP)2015」に掲げる基本戦略の「事業領域」(ビジネスドメイン)の1つ「健康快適事業領域」において、大きな柱に位置付けられる。スポーツ競技で培ったノウハウを活用し、健康快適を提供する新しい成長事業として注力している分野だ。

東京オリンピックが開催される2020年には、「東京都の人口の25%以上が65歳以上になり、その内70歳以上が40%になるという統計がある。日本全国では、2020年に65歳以上が29.1%、2030年には同じく31.6%に比率が高まるという推計がある」(尾山基 代表取締役社長CEO)。その一方で、健康に身体を動かせる“健康寿命”という概念があり、「企業としてもこれを伸ばしたい」(尾山 社長)と語り、「Tryus」の拡大に意欲を見せる。

昨年9月に開業した「トライアス西宮」は約8カ月が経過し、5月20日時点で利用者数が130人を超えているという。目標の150人にもあと1-2カ月で届く見通しで、「想定よりも早いペースで増えている」(アシックスジャパン、土方政雄 代表取締役社長)。「トライアス芦屋」でも、すでに20人前後が利用を申し出ているという。