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ゴールドウイン「ザ・ノース・フェイス」の新業態
「ザ・ノース・フェイス マン」が今春デビュー

update: 2015/03/11

男の“趣味の部屋”をイメージする 「ザ・ノース・フェイス マン」

男の“趣味の部屋”をイメージする
「ザ・ノース・フェイス マン」

ゴールドウインのアウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス」の新業態「ザ・ノース・フェイス マン」が今春デビューする。4月2日グランドオープンを迎える大阪・梅田の商業施設「ルクア イーレ」(大阪市北区)内に第1号店が出店する予定だ。旧JR大阪三越伊勢丹を居抜きで改装し、「ルクア大阪」の西館として再オープンを図る物件である。よりファッション寄りの、ライフスタイルを意識したコンセプトが特徴だ。

ガレージをイメージ

「ルクア イーレ」は百貨店「isetan」(ジェイアール西日本伊勢丹)をキーテナントとして再開業する新しいコンセプトの商業施設。30-40代のファッション感度が高い年齢層をメーンターゲットに据える。既存館(東館)の「ルクア大阪」は20-30代の女性をメーンターゲットにするファッションビル。西館では東館との相乗効果を考慮し、少し上の年齢層に焦点を当てた。

「グランフロント大阪」の 「ザ・ノース・フェイス」ショップ

「グランフロント大阪」の
「ザ・ノース・フェイス」ショップ

「ザ・ノース・フェイス マン」が出店するのは、「ルクア イーレ」の8階フロア「メンズ ~カジュアル&エレガンス~」の一角で、「isetan」の「イセタン メンズスタイル」売り場が核になる予定。ショップインショップとして店舗を構える。“北カリフォルニアに暮らす、アウトドアスポーツを軸にした、こだわりのライフスタイルを送る一人の男”がテーマだ。アウトドア商材のほか、アートや音楽、書籍といった幅広いアイテムを展開するという。

ノースフェイス事業部長の渡辺貴生 取締役は「ザ・ノース・フェイス マン」のコンセプトについて、「基本はメンズで、油くさいイメージにする。(男の)“趣味の部屋”で、ガレージを想像した」と説明する。アメリカン・カジュアルに近いテイストだという。インテリア関連など──写真や絵画などの装飾品も品揃えするという。家具を持ちこんで、什器代わりに使う計画もある。

周辺の既存店舗としては、ペデストリアンデッキ(歩道橋)でつながった「グランフロント大阪」内に「サタディ・イン・ザ・パーク」と「ザ・ノース・フェイス」のレギュラー店がある。「グランフロント大阪はファミリー層が多い。『ザ・ノース・フェイス マン』はよりファッション寄りに振っている」(渡辺 取締役)。

「isetan」の「イセタン メンズスタイル」は“こだわり”のスタイルを持つ男性客をターゲットにする。「ザ・ノース・フェイス マン」もこだわりのアウトドア・ファッションを提案する店舗になりそうだ。