ゴールドウイン アスレチック
14年秋冬は復調傾向に
update: 2015/02/05
ゴールドウインのアスレチックブランド。好調なアウトドアに続く第2の柱として、収益力の強化が課題になっていた。「スピード」や「チャンピオン」における棚卸資産の適正化も進んでおり、全体的に上向く傾向にある。
「ダンスキン」は引き続き2ケタ増をキープ
「ダンスキン」の14年秋冬シーズン(7-12月)実績は110%と好調だった。内訳は自主管理売り場が105%、ナショナル・スポーツ・チェーン(NSC)が120%といずれも堅調な推移だった。昨年4-5月は苦戦したが、8-9月の秋の立ち上がり時期の商材の動きが良かったという。
中でも、モノトーンのテイストが特徴の「ダンスキン ブラック」で、14年秋に立ち上がった「アドバンスウエア」が115%と貢献した。苦戦したのは布帛のストレッチパンツで、背景にはNSCのプライベートブランドの増加もあるようだ。スウェットなどカットソーの上下は2ケタ増と好調だった。
「スピード」の「シーズン2」(14年秋冬に該当)はスポーツチェーン店を除くチャネルが好調に推移した。百貨店が106%、ウェブショップが115%、東京体育館の物販店舗が130%、チェーン店はほぼ前年並みだった。スイムマーケット全体は90%程度と言われているそうだが、そうした厳しい市況下では健闘したと言えるだろう。