TOP > 企業レポート > ミズノ「スーパースター」が復活 ロゴデ...

ミズノ「スーパースター」が復活
ロゴデザインは継承、30-40代中心の男性がターゲット

update: 2014/09/16

1ページ2ページ次のページへ >
5年ぶりに復活したミズノの「スーパースター」

5年ぶりに復活したミズノの「スーパースター」

ミズノが今秋から、トレーニングウエアブランド「スーパースター」を復活させた。2009年で一旦、休止していたが、社内では常に復活を求める声が多く、有効活用ができないか検討が続けられていたという。現在は「ミズノ ランバード」(通称MRB)マークで競技系ウエアを展開しているが、その周辺── スポーツライフスタイル市場を主に取り込む目的で、「スーパースター」の復活が決まった。既存の競技ウエアとは競合せず、互いに住み分けるという位置付けだ。

スポーツライフスタイルを視野に

ターゲット層は「遊び心のある大人」で、30-40代を中心にした男性がメーン。トレーニングシーンでも着用できるウエアで、既存の競技ウエアと重なる部分もあるが、チームユース色の強い競技と異なり、「スーパースター」はパーソナル需要が中心。したがって、シリアス層よりも、スポーツライフスタイル需要の方が多くなると考えられる。

14年秋冬展示会で先行して小売店にお披露目したが、往年の「スーパースター」ブランドを知る販売店も多く、概ね期待度は高いようだ。受注目標はクリアしたそうで、本格展開が始まるこれからが本番である。ロゴは2000年にデザインし、2009年の休止時まで使っていたものをそのまま踏襲した。デザインやテイストはカジュアル感を取り入れ、大胆なロゴ使いなど、競技ウエアとは一線を画している。

商品ラインナップはTシャツやジャージー、スウェットなど。素材感もテイストと同様に、従来のものから新しいものに替えている。シルエットは細身に仕上げた。シーズンごとにテーマを設定し、それに沿ったデザインやテイストを表現する。復活の初シーズンでは、黒をベースにゴールドを絡めた色目を採用。カモフラージュ柄もあるが、全体にシンプルな仕上がり。上代価格は2,900-1万2,000円と買いやすい設定だ。