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ゴールドウイン アウトドア 2015年春夏シーズン

update: 2014/08/12

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「ザ・ノース・フェイス」。 新ラインの「MOUNTAIN ATHLETIC」

「ザ・ノース・フェイス」。
新ラインの「MOUNTAIN ATHLETIC」

ゴールドウインの2015年春夏シーズンのアウトドアビジネス。主力ブランドの「ザ・ノース・フェイス」では、エンドユーザーのニーズ変化に対応するため、レインウエアを拡充する。新しい機能性提案や、新ライン「MOUNTAIN ATHLETICS」(マウンテン アスレチックス)を立ち上げる。「ヘリー・ハンセン」では新素材を使用した新しい着こなしのできる機能性ウエアを企画した。

「ザ・ノース・フェイス」―― 新ラインを立ち上げ

「ザ・ノース・フェイス」の14年春夏商戦は2ケタ増で推移した。シーズン始めはスキーや防寒アイテムなど実需型アイテムのニーズが増えた。3月は消費増税の駆け込み需要もあったが、4月以降の反動減はあまり見られなかったという。新入園など子供向けのニーズも増えたようだ。

購入のピークが徐々に実需型へ変わってきているという。アウトドアに出掛ける間際に買い求める購入パターンが一般化しつつあるという。そのため店頭では、シーズンの変わり目にはきちんと商材を入れ替え、ユーザーの来店に備える必要が高まってきた。こうしたユーザー動向の変化を踏まえ、商品の投入時期なども考慮している。

15年春夏シーズンではレインウエアを拡充する。日常使いも視野に入れたレインウエアの市場を開拓する。吸湿性に富む自社の機能素材「アルファドライ」を重ね着して衣服内環境を整えるウエアリング「マイクロ クライメート コントロール」も新しい提案だ。

「ザ・ノース・フェイス」。 「FUSE ONE」を採用したジャケット(写真のアイテムは裏地を表にしているもの)

「ザ・ノース・フェイス」。
「FUSE ONE」を採用したジャケット(写真のアイテムは裏地を表にしているもの)

新しい機能性提案では、「FUSE ONE」(フューズ ワン)を開発。従来の防水縫製では縫い目にシームテープを貼り付けていたが、表地の縫い目に合わせて裏地を重ね合わせて貼り付けることで、シームテープを使わないウエアを開発した。より軽量性や強度が向上する。

新ラインの「MOUNTAIN ATHLETICS」は、アスリートのトレーニングスタイルを支える商品群。デザインはベーシックだが、トレイルランニングやクライミング、ウインターなど高機能性が必要とされるシーンのトレーニングウエアを想定した。チームスポーツではないトレーニングアパレルで、主にパーソナルユースを想定する。「ザ・ノース・フェイス」が提案するトレーニングアパレルだ。


「ザ・ノース・フェイス」。 ロードランニング向けのシューズ

「ザ・ノース・フェイス」。
ロードランニング向けのシューズ

フットウエアでは、新たにロード向けアイテムを2タイプ投入する。対象はサブスリー、サブフォーを目指すランナーだ。エキップメントでは、ハイエンドカテゴリーの「サミット」シリーズを強化。「コブラ」と「シャドウ」の2つのバックパックを新たに提案する。ボリュームゾーン向けには「テルス」シリーズを拡充する。