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ゴールドウイン アスレチックビジネス 2015年春夏シーズン

update: 2014/08/04

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「チャンピオン」は バスケットボールを軸に強化

「チャンピオン」は
バスケットボールを軸に強化

ゴールドウインのアスレチックブランドの2015年春夏シーズン。「チャンピオン」「スピード」「エレッセ」「ダンスキン」「カンタベリー」の5ブランドを展開する。このほど開かれた15年春夏展示会で公表された、各ブランドの方針をまとめた。

「チャンピオン」―― バスケットボールを基軸に再強化

「チャンピオン」では、改めてバスケットボールに基軸を置いて、ブランド全体の強化を図る。トレーニング関連でけん引役だったウインドブレーカーとウオームアップが売れ筋から外れてしまい、「アスレビジネスを根本から見直す時期に差し掛かっている」(小嶋正年チャンピオン事業部長)と分析する。しかし同時に巻き返しの「絶好のチャンス」(同)ととらえており、大きなリ・ブランディングの方針を掲げる。

バスケットボールのシーンでは、「チャンピオンカップ」および「サムシティ」が強化ポイントだ。「チャンピオンカップ」は2010年から同社が始めた大会で、高校のバスケ部を対象に試合の場を提供する取り組みだ。参加した選手達の意見を商品企画に取り入れるなど相乗効果も表れている。「サムシティ」は2007年12月に立ち上げられた“スリーオンスリー”リーグ戦運営団体。これも「チャンピオンカップ」同様、試合の場を提供することが主な目的だ。同リーグと今年からブランドパートナー契約を結び、バスケに関心のあるプレーヤー達に「チャンピオン」ブランドをアピールする。同団体には「ボーラホリック」というオリジナルブランドがあり、今回「チャンピオン」と協業アイテムを企画した。

「チャンピオン」。 「サムシティ」との協業ウエア

「チャンピオン」。
「サムシティ」との協業ウエア

15年春夏企画には、苦戦しているウインドブレーカーとウオームアップは一点も盛り込んでいない。戦略アイテムは入門編ユニフォーム「リバーシブル」。シャツとパンツで5,000円という買いやすい価格設定にした。また「スマート アスレチック」という新しいコンセプトの下、布帛のTシャツなど新しいスポーツライフスタイルウエアも提案した。非常にメリハリの効いた商品企画だ。

スウェットを主力商材にする直営ビジネスは引き続き好調だ。コア・アイテムのスウェット強化のため、映画「ロッキー」とのタイアップ・プロモーションを展開する。同映画の中で主人公が「チャンピオン」のスウェットを着てトレーニングに励むシーンがあるためだ。今後は「バスケット、スウェット、直営」という3つのコアを重点強化する。