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デサント 2014年春夏 シューズビジネス
前年比105%を目指す
「デサント」「イノヴェイト×デサント」の伸びに期待

update: 2013/06/17

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好調だった「ルコックスポルティフ」 (写真は14年春夏モデル)

好調だった「ルコックスポルティフ」
(写真は14年春夏モデル)

デサントの2014年春夏(Q1)のシューズビジネスは前年対比105%の計画だ。主力の「ルコックスポルティフ」「アンブロ」は横ばいの計画で、「デサント」「イノヴェイト×デサント」など新しいブランドの成長を期待している。

「ルコック」「アンブロ」が好調に推移

前期(2013年3月期)は「デサント」が200%、「ルコック」が130%、「アンブロ」が102%、計118%の結果だった。「デサント」はバレーボールが前年の4倍に拡大、レディスを中心にスポーツチェーン店で売り上げを伸ばしたが、まだ規模が小さいため200%という大きな伸び率になった。「ルコック」はスニーカーを中心とした「ヘリテージ」シリーズが140%と好調だった。「フェミニン」でタレントの奈々緒を起用したプロモーション効果と商品力が大幅な売上増に貢献したようだ。またレディスの「フェミニン」、キッズの「アンファン」も好調を維持したという。

「アンブロ」はサッカースパイクシューズとフットサルシューズは2ケタ増と好調だったが、ジュニアがスポーツ専門店およびチェーン店で伸び悩んだため、102%の伸びに留まった。練習着などサッカーアパレルが強みの同ブランドは、ようやくシューズでもサッカー競技者層から評価されるようになってきた。

オフロードを主体にする「イノヴェイト×デサント」 (写真は14年春夏モデル)

オフロードを主体にする「イノヴェイト×デサント」
(写真は14年春夏モデル)

今年2月から店頭展開を始めた「イノヴェイト×デサント」。日本国内60店、韓国の「デサント」ショップ70店、香港の2店で販売する。「オフロード」向けが主力で、14年春夏の企画でも約半分がオフロードモデルだ。国内の展開店舗も、トレッキングなどオフロードを扱う店の方が反応は良い。13年秋冬、14年春夏でさらに展開店舗を増やしていく。