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ミズノ、高反発性のソール素材「MIZUNO ENERZY」を開発
エネルギーロスを軽減する機能性を発揮

update: 2020/07/02

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高反発のソール素材「MIZUNO ENERZY」を採用した コンセプトモデル「THE MIZUNO ENERZY」

高反発のソール素材「MIZUNO ENERZY」を採用した
コンセプトモデル「THE MIZUNO ENERZY」

ミズノが7月1日、独自の高反発のソール素材「MIZUNO ENERZY」(ミズノ エナジー)を開発したと発表した。併せて、同素材を採用したコンセプトモデル、及びランニングシューズ「WAVE DUEL NEO」(ウエーブデュエルネオ)を発売することも明らかにした。新素材「MIZUNO ENERZY」は今後、様々な種目や分野へ平行展開していく方針だ。

新素材を採用したシューズ「WAVE DUEL NEO」を発売

コロナ禍の影響で、発表会見はオンラインで開催された。今回、公表された高反発の新素材「MIZUNO ENERZY」は、約2年前から開発が進められてきた。野球バットやゴルフクラブなど、シューズ以外のスポーツ分野では“高反発性”に着目した素材の開発が恒常的に行われてきた同社。様々なスポーツ用具で培ったノウハウを活かし、シューズ向けの高反発素材「MIZUNO ENERZY」の開発に至った。

「MIZUNO ENERZY」は最も柔らかさと反発性に優れた「CORE」、軽量性を兼ね備えた「LITE」、汎用性に向く「MIZUNO ENERZY」の3タイプがある。ランニングシューズの新モデル「WAVE DUEL NEO」には、軽量性を兼ね備えた「MIZUNO ENERZY LITE」を採用。従来の素材に比べ、反発性が約35%、柔らかさが約22%向上している。重さは片足で約195gと軽量だ。

「WAVE DUEL NEO」には既存の機能性プレート「ミズノウエーブ」も使用。「MIZUNO ENERZY」の素材による反発性や軽量性、「ミズノウエーブ」の構造による安定性を加味し、高機能性を持たせている。

水野明人 代表取締役社長は「MIZUNO ENERZY」を採用したシューズの販売目標について、「新型コロナウイルスの影響が不透明だが、まずは100万足以上を目指したい」と抱負を語った。