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三井物産アイ・ファッション 機能素材ビジネス
2018年度も好業績の見通し

update: 2019/04/16

「PERTEX®」を中心に アウトドア向けビジネスが堅調だった

「PERTEX®」を中心に
アウトドア向けビジネスが堅調だった

「PERTEX®」(パーテックス)や「PRIMALOFT®」(プリマロフト)など機能性素材を展開する三井物産アイ・ファッションの機能素材ビジネス。2018年度は前年に続いて、好調な業績で終了した模様だ。引き続き、主力のアウトドアビジネスがけん引役になっている。

主力のアウトドアがけん引役に

同社は主にアウトドアなどスポーツアパレルを中心に、機能素材ブランド「PERTEX®」や「PRIMALOFT®」などを展開する。毎年秋に展示会を開催しているが、昨年10月の機能素材展「DISCOVER PERTEX®&PRIMALOFT® VOL.9」の反応は好評だったという。商品ラインナップを整理したこともあり、「分かりやすい」という前向きの意見が多かった。

2018年シーズンの業績は、過去最高益だった前期には及ばないものの、好調な着地となった模様だ。引き続き、主力のアウトドア向けビジネスが好調で、けん引役になっている。好調を持続しているアウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス」とのビジネスも堅調のようだ。

スポーツ関連の顧客の間では、サステイナビリティー(持続可能性)のニーズがますます強くなっている傾向がある。特に国外マーケットでその向きが強く、リサイクル素材は当たり前になってきた。加えて、撥水剤にフッ素を使わない“シーゼロ”と呼ばれる非フッ素系のニーズも増えてきているという。

主力はアウトドアだが、昨今はアスレジャー向けの素材提供も徐々に増えている。アウトドアカテゴリーにおいても、トレーニングシーンなど“アスレジャー”に関連した商材への採用事例が増えているようだ。