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ゴールドウイン、アスレチックビジネス 2018年春夏シーズン
「ダンスキン」「C3fit」が好調

update: 2018/07/23

直営が2ケタ増など 計画通りに推移した「ダンスキン」 (2019年春夏展より)

直営が2ケタ増など
計画通りに推移した「ダンスキン」
(2019年春夏展より)

ゴールドウインのアスレチックブランドの2018年春夏シーズンは、「ダンスキン」が直営店で2ケタ増など計画通りに推移したほか、「C3fit」が2ケタ増と好調だった。「エレッセ」「カンタベリー」はほぼ前年並み、「スピード」が伸び悩んだ。

「エレッセ」は堅調、「スピード」が伸び悩む

シーズン品やアンダーが好調だった「C3fit」 (2019年春夏展より)

シーズン品やアンダーが好調だった「C3fit」
(2019年春夏展より)

「エレッセ」の2018年春夏シーズンは、ほぼ前年並みの推移だった。アパレル商材がNSC(ナショナル・スポーツチェーン)で苦戦したが、「ヘリテージ」ラインが健闘した。フットウエアにおいても「ヘリテージ」ラインの商材がウェブストアを中心に売り上げが拡大した。UV対策アンダーが好評だった。テニスシューズが2ケタ増と健闘、NSC(11%増)においてウイメンズのエントリーモデルが好調だった。スイムウエアはマスターズ向けモデルが好調で、フィットネス向けが苦戦した。

「ダンスキン」は直営店が2ケタの増加だったほか、今年の春夏からスタートした「ワークアウト」ラインが予想を上回る推移だった。汎用性のある「ライフスタイル」ラインも2ケタ増と健闘した。17年秋冬から展開する「オールデイアクティブジャージー」コレクションが全流通で好調だった。

「スピード」はスイム市場全体が伸び悩んでいる影響もあり、若干、前年比を下回った。百貨店やチェーン店は苦戦傾向にあったが、アマゾンやゾゾタウン、自社サイトなどECビジネスが2ケタ増と好調に推移した。

シーズン前半に健闘した「カンタベリー」 (2019年春夏展より)

シーズン前半に健闘した「カンタベリー」
(2019年春夏展より)

「カンタベリー」は前年並みの推移で、上期は微増で着地する見通しだ。シーズン立ち上がり時は直営店が好調な推移だった。4月以降の急激な気温上昇が影響して伸び悩んだが、ラグビー日本代表関連の販売は好調だった。

「C3fit」は2ケタの増収。春夏シーズンを意識した特化型の新商材――涼感機能やUV対応――が大きく貢献した。そのほか、アンダーウエア類、体力・体調回復をサポートするリカバリー商品が好調だった。