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ナイキ、商品の75%に再生素材を使用

update: 2018/06/13

クッション材「ナイキエアユニット」で進む 素材の再利用

クッション材「ナイキエアユニット」で進む
素材の再利用

ナイキが商品の75%に再生素材を使用している旨を公表した。シューズやアパレルの商品の内、75%に何らかの再生素材が使われているという。30年間、留意してきた「包括的な環境持続性の実現への意志」が形になったものだという。

「エアソールユニット」の端材95%を再利用

ナイキでは、商品の製造過程で発生する廃材や使用済みのプロダクトを新しい素材として再利用している。糸やシューズのソール、バスケットボールのコートなど、同社の商品に変わっている。

「ナイキエアユニット」の端材95%を 再利用している

「ナイキエアユニット」の端材95%を
再利用している

また同社では、スポーツ業界で最も多くの再生ポリエステルを使用しているという(リリース中では、具体的な量や比率については明らかにしていない)。再生の事例として、シューズのソール部分「ナイキエア」について説明している。

「ナイキエア」は、TPU(熱可塑性ポリウレタン)のフィルムの中に窒素を充てんしたクッション材「エアソールユニット」が特徴。同クッション材の製造工程で発生した“端材”の90%以上を回収し、再度粉砕して再利用する。

同社は2019年までに、同社の北米の生産拠点において、再生エネルギーを100%使用する計画などを立案している。