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ミズノ、ベースボールビジネス
ブランドアンバサダーズミーティングを開催
選手の“生の声”を聞く貴重な機会

update: 2017/12/11

スパイクシューズをチェックする 大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースの 前田健太選手

スパイクシューズをチェックする
大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースの
前田健太選手

ミズノが12月8日、大阪本社において用具使用契約を結ぶプロ野球選手が一堂に会する「ミズノブランドアンバサダーズミーティング」を開催した。来シーズンに使用する用具の改良点などを担当者と話すほか、新製品を試す機会でもある。

商品開発へもフィードバック

同ミーティングは2000年から、現在の形で開催し始め、今回で18回目を迎えた。選手側は来シーズンに使用する用具の調整を行う貴重なミーティング。ミズノの担当者にとっても、契約選手から様々な意見や要望を聞き出し、用具の改善につなげる重要な機会である。

18回目の今回は、約40人の契約プロ選手が集まった。開催当初は10人に満たない参加人数だったが、回数を重ねるうちに選手数が増え、今では選手・メーカー双方にとって欠かせない大切なイベントになっている。選手側も、ほかのチームの選手が使用する用具を直に見ることができる貴重な機会。多くの選手達に、このミーティングの価値が理解されているようだ。

足型測定に臨む 読売ジャイアンツの田口麗斗選手 (2018年シーズンから新規契約)

足型測定に臨む
読売ジャイアンツの田口麗斗選手
(2018年シーズンから新規契約)

契約選手は数人のグループに分かれて、「シューズ・バット」「グラブ」「アパレル・手袋」のコーナーを順次、巡回する。ミズノにとっても、事業部のスタッフや各チームの担当者、工場の職人、品質管理担当者など総勢100人近くが関わる一大イベントだ。

久保田憲史(くぼた・のりひと)執行役員ダイアモンドスポーツ事業部長は同ミーティングについて、「準備は大変だが、非常に大切にしているイベント。選手から貴重な意見をもらえるが、このアイデアは定価品へもフィードバックできる。年々、製品の質も向上する」とそのメリットを説明する。また、「メディア関係者に公開することで、『ミズノ』ブランドの価値向上にもつながる」(久保田事業部長)と考えている。